今日のお題⇒『青緑黒マッドネス』再考察

日本選手権者大塚高太郎氏がスタンダードにおいて使用した事でメジャーになった『青緑黒マッドネス』ですが、僕が研究していた頃は「青緑に《ゾンビの横行》かよ…。」と言う白い目で見られ、『SoWhat?』さんにデッキ紹介を書いた日記をリンク貼ってもらってからはコピーデッキ使い扱いだったものです(苦笑

色々偉そうに語ってる割には、大塚高太郎氏が日本選手権で『青緑黒マッドネス』を使用して、実際に勝ったから僕も昔調整してた『青緑黒マッドネス』を掘り起こす気になった訳です(苦笑

やっぱ自分が好きで研究してたデッキタイプが勝ってくれると嬉しいですよね☆
と言う訳で改めて『青緑黒マッドネス』を研究する事に…

最初に言っておくけど、ちゃんとスカージ対応環境で考えましたよ?
スカージのカードが1枚も入らないのはご愛嬌(笑

まず、もう1度『青緑黒マッドネス』を研究するに当たって、まずは日本選手権者大塚高太郎氏の『青緑黒マッドネス』を使ってみました。

でもそこは流石と言うか、日本選手権優勝デッキ。
かなりメタったチューンをしている訳でありまして。
このままでは、普通の大会の使用には耐えられない訳です。

【大塚氏の『青緑黒マッドネス』を使用しての感想とか】

《燻し》が入ってるとは言え、ビートダウンデッキにマナクリーチャーからスタートして、普通に回られると勝てない。

相手が2ターン目《野生の雑種犬》始動で、こっちの回りがしっかりしてれば何とか場が持つ感じ。

マナクリーチャーからスタートされて普通に展開されると、場が持たない。
押し切られちゃう。駄目ポ…

こっちが《幻影のケンタウロス》を出す所まで行けてギリギリ場が持つ感じ。
《幻影のケンタウロス》の硬さは偉大です。

で、その《幻影のケンタウロス》なんだけど計算したらマナバランス的に4ターン目に出せるかちょっと不安な確立。

『青緑』系全般に言える事だが飛んでない《ワームの咆哮》は結構頼りない。耐久力無くてすぐ死ぬし、大塚氏のデッキ構成の様に《不可思議》が2枚しか入ってないと殴りあいの時に活きる感が無い。
でもやっぱり強い訳だ。空を飛んでればね。

他にも色々あるんだけど、結論は…
『最序盤のキレが無い。』

何でだろう?
《入念な研究》が採用されてない。
《日を浴びるルートワラ》は採用されてるけど3枚だけ。
とか挙げられる理由はこんな感じだろう。


大塚高太郎氏はファイナルズの時も《入念な研究》を採用しないで、《極楽鳥》入りの『青緑』で出てたんですよねぇ…

《入念な研究》入れない構成ってどうなのなぁ…
確かにデッキの質みたいなものは上がるけど…
個人的には、『青緑マッドネス』ってライブラリーを掘ってナンボって感覚なので疑問を覚えます。

でも、大塚氏は実際にそれで勝ってるので正解の形の一つなのでしょう。

【デッキ改造】
大塚氏のデッキで感じた事を踏まえて、デッキ改造を始めた訳です…

<最序盤にキレが無い>
最序盤にキレを出す為に《入念な研究》を入れる訳だが、このスペルが弱い構成だと、序盤は弱いままで不味い訳です。
で《入念な研究》が強い構成にする訳です。《入念な研究》で捨てられる物が多いって事は、無理なく《ゾンビの横行》を使えたり良い感じだったりね。

<ビートダウンに強い感覚を>
ビートダウン系に対する『青緑』の強さの一つに、《不可思議》と言うカードの存在があります。
大塚氏の『青緑黒マッドネス』は、メタを考えたり、ライブラリーを掘れる構成では無い事を考えて《不可思議》が2枚となっていますが、必ず引きたいので3枚採用したい所。
《入念な研究》も入れますしね。

<繋がっていくシナジー>
《入念な研究》が強いデッキ構成にすると、《物静かな思索》が強い構成に自然となる訳で。

で、できたデッキがこれ。

『RYVIUS』
≪メイン≫
7《島/Island》
8《森/Forest》
1《沼/Swamp》
3《真鍮の都/City of Brass》
4《汚染された三角州/Polluted Delta》

4《日を浴びるルートワラ/Basking Rootwalla》
4《野生の雑種犬/Wild Mongrel》
4《マーフォークの物あさり/Merfolk Looter》
3《不可思議/Wonder》
1《起源/Genesis》

4《入念な研究/Careful Study》
2《物静かな思索/Quiet Speculation》
2《綿密な分析/Deep Analysis》
4《ワームの咆哮/Roar of the Wurm》

4《堂々巡り/Circular Logic》

2《ブーメラン/Boomerang》
1《激動/Upheaval》

2《ゾンビの横行/Zombie Infestation》

≪サイド≫
1《激動/Upheaval》
2《陰謀団式療法/Cabal Therapy》
2《強迫/Duress》
2《釣り合い/Equilibrium》
3《仕組まれた疫病/Engineered Plague》
2《ナントゥーコ自警団/Nantuko Vigilante》
2《天啓の光/Ray of Revelation》
1《クローサ流再利用/Krosan Reclamation》


【補足とか】

《燻し》は強いのだが、このデッキ構成で欲しいのは除去ではなくてテンポを取れたりパーマネントに対処できる《ブーメラン》だと使っていて感じた。

メインに1枚の《起源》は、以前に『青緑黒マッドネス』を研究した時に味を知っちゃってるので抜けない(笑
このデッキに置ける《日を浴びるルートワラ》回収がヤバいぐらい強いですよ。普通に出しても強いし、《ゾンビの横行》の玉になる時とかの強さと言ったら…
コントロールデッキメタにもなるし、息切れ防げて個人的にオススメな1枚。

サイドの《釣り合い》と《荒れ狂う夢》は選択に迷うところ。
《釣り合い》はデッキのクリーチャー数を考えると、ちょっと不安なんですよね。
《ゾンビの横行》を採用しているこのデッキは手札が少なくなりがちなので、《荒れ狂う夢》も強さを発揮できるか不安だったり。
個人的には《釣り合い》を推奨します。
《起源》って偉大な(以下略w

同じくサイドの《クローサ流再利用》と《棺の追放》も迷うところ。
僕は自分のカードを戻したいし、テンポ的に防げれば十分と考えるので、僕は《クローサ流再利用》を推奨。

《ナントゥーコ自警団》のところは《帰化》で良いのは?と思う人もいると思いますが、これはサイドボーディングで攻め手が薄くなるのを嫌った為。『青緑マッドネス』って元々生物の数が少ないですしね。

個人的にはサイドに《ケンタウルスの地/Centaur Glade》か《熊の谷/Bearscape》を1枚入れたいところ。

《波停機/Stabilizer》も考えたけど、中途半端な枚数を入れて強いカードじゃないので採用は見送りました。


まぁほかにも色々言いたい事はあるんだけど、日記の文字数の関係で今回はここまで。

まぁ少しでも僕なんかの日記見てる人の参考になればw
『青緑黒マッドネス』(・∀・)イイデッキなので使った事の無い方はこの機会に是非w

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