マジックルール的トリビア。
2003年10月26日『高知最強決定戦』『Lord of Magic Championships 2003』等で活躍を見せ、トーナメントで大流行中の『赤白サイクリング』!
以前トーナメントでジャッジを呼ばれる事が多かった《稲妻の裂け目/Lightning Rift》《霊体の地滑り/Astral Slide》などのカードに関するルールは、皆さんOnBCの時に勉強したから現在は結構しっかりとしていたりする訳ですが…
公式トーナメントにおいて『ミラディン』が使用可能になった現在、ルール的間違いは『赤白サイクリング』を使われる側に多くあったりします。
そんな今日のマジックルール的トリビアは……
現環境に多数存在する強力な起動型能力を封じる能力を持つ強力なアーティファクト《減衰のマトリックス/Damping Matrix》についてです☆
そんな《減衰のマトリックス/Damping Matrix》は…
……
…………
………………
……………………
実は《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》対策になってない!!
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェー
「何を言ってるんだ!サイクリングって言うのは起動型能力だ!墓地から回収するのも起動型能力!思いっきり封じれてるじゃないか!」
と大半のプレイヤーの方は思われるのではないでしょうか?
サイクリング=サイクリング能力を持つカードが手札にあるときにのみ機能する起動型能力である。
と言う部分はあってるいますが、《減衰のマトリックス/Damping Matrix》で《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》を封じる事はできません。
実は《減衰のマトリックス/Damping Matrix》を貼られたとしても《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》をサイクリングしたり、墓地から回収できたりするんです!
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
まぁ、一つずつ解説していきましょう。
まずこちらをご覧下さい。↓
【総合ルールより抜粋】
214. パーマネント
214.1. パーマネントとは、場に存在するカードやトークンのことである。パーマネントは何らかの効果やルールによって他の領域に動かされるまで場に残る。パーマネントにはアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地という4つのタイプがある。インスタントやソーサリー・カードが場に出ることはない。
214.2. パーマネントのタイプは、場に出ているカードやトークンのタイプと同じである。トークンでないパーマネントのタイプ、特殊タイプ、サブタイプは、カードに書かれているものと同じである。トークンのタイプ、特殊タイプ、サブタイプは、それを作り出した呪文や能力によって定義される。
214.3. カードやトークンは場に出たときにパーマネントとなり、場を離れたときにパーマネントでなくなる。パーマネントはアンタップ状態で場に出る。「パーマネント」という語は、場に出ているカードやトークンを指す。「カード」という語は、パーマネントとして場に出ているカードのことは指さず、例えば「手札にあるクリーチャー・カード」のように、場やスタック以外の領域にあるものだけを指す。rule 217〔領域〕参照。
214.4. パーマネントにはコントローラーが存在し、タップしているかアンタップしているかである。通常、パーマネントのコントローラーはそれを場に出したプレイヤーである。
まぁ、今回の件に関してこのルールから何が言いたいかと言うと…
・手札や墓地にある《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》は『クリーチャー・カード』であり、『クリーチャー』では無い。
・『クリーチャー』と言うのは4つのタイプからなる『パーマネント』の一種であり、『パーマネント』とは場に存在するカードやトークンのことである。
・カードテキストに単純に『クリーチャー』と書いてあったら場にパーマネントとして出てる『クリーチャー』の事をを指す。
と言う事である。
今までの説明を踏まえて《減衰のマトリックス/Damping Matrix》のカードテキストを読んでみよう。
《減衰のマトリックス/Damping Matrix》
{3}
アーティファクト
『アーティファクトとクリーチャーの起動型能力は、それらがマナ能力でない限りプレイできない。』
と言う事は…
・場に《減衰のマトリックス/Damping Matrix》が張ってある。
↓
・墓地や手札にある《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》の起動型能力を使いたい。
↓
・墓地や手札にある《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》は『クリーチャー・カード』であり、『クリーチャー』ではない。
↓
・《減衰のマトリックス/Damping Matrix》は『クリーチャー』と『アーティファクト』にだけ影響する。
↓
・結果、《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》の『平地サイクリング』や『墓地から回収能力』等の起動型能力は、《減衰のマトリックス/Damping Matrix》の影響を受けずに使用する事ができる。
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェー
と言う訳で、意外にも《減衰のマトリックス/Damping Matrix》で《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》は封じれないのでした。
今回のネタはジャッジ間でも話題になって、公認LV1ジャッジのYsman氏もジャッジのMLで確認をしたとか(笑
マジックのルールってややこしいですな(苦笑
と言う訳で今回のマジックルール的トリビアはお終い。
また次回お会いしましょう〜♪(あるのか?w
【追伸】
それにしても、ミラディンのカードはややこしいのが多いですね(汗
皆さんも、自分のデッキに入ってるカードぐらいはルールを確認しておきましょう(笑
以前トーナメントでジャッジを呼ばれる事が多かった《稲妻の裂け目/Lightning Rift》《霊体の地滑り/Astral Slide》などのカードに関するルールは、皆さんOnBCの時に勉強したから現在は結構しっかりとしていたりする訳ですが…
公式トーナメントにおいて『ミラディン』が使用可能になった現在、ルール的間違いは『赤白サイクリング』を使われる側に多くあったりします。
そんな今日のマジックルール的トリビアは……
現環境に多数存在する強力な起動型能力を封じる能力を持つ強力なアーティファクト《減衰のマトリックス/Damping Matrix》についてです☆
そんな《減衰のマトリックス/Damping Matrix》は…
……
…………
………………
……………………
実は《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》対策になってない!!
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェー
「何を言ってるんだ!サイクリングって言うのは起動型能力だ!墓地から回収するのも起動型能力!思いっきり封じれてるじゃないか!」
と大半のプレイヤーの方は思われるのではないでしょうか?
サイクリング=サイクリング能力を持つカードが手札にあるときにのみ機能する起動型能力である。
と言う部分はあってるいますが、《減衰のマトリックス/Damping Matrix》で《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》を封じる事はできません。
実は《減衰のマトリックス/Damping Matrix》を貼られたとしても《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》をサイクリングしたり、墓地から回収できたりするんです!
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェー
まぁ、一つずつ解説していきましょう。
まずこちらをご覧下さい。↓
【総合ルールより抜粋】
214. パーマネント
214.1. パーマネントとは、場に存在するカードやトークンのことである。パーマネントは何らかの効果やルールによって他の領域に動かされるまで場に残る。パーマネントにはアーティファクト、クリーチャー、エンチャント、土地という4つのタイプがある。インスタントやソーサリー・カードが場に出ることはない。
214.2. パーマネントのタイプは、場に出ているカードやトークンのタイプと同じである。トークンでないパーマネントのタイプ、特殊タイプ、サブタイプは、カードに書かれているものと同じである。トークンのタイプ、特殊タイプ、サブタイプは、それを作り出した呪文や能力によって定義される。
214.3. カードやトークンは場に出たときにパーマネントとなり、場を離れたときにパーマネントでなくなる。パーマネントはアンタップ状態で場に出る。「パーマネント」という語は、場に出ているカードやトークンを指す。「カード」という語は、パーマネントとして場に出ているカードのことは指さず、例えば「手札にあるクリーチャー・カード」のように、場やスタック以外の領域にあるものだけを指す。rule 217〔領域〕参照。
214.4. パーマネントにはコントローラーが存在し、タップしているかアンタップしているかである。通常、パーマネントのコントローラーはそれを場に出したプレイヤーである。
まぁ、今回の件に関してこのルールから何が言いたいかと言うと…
・手札や墓地にある《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》は『クリーチャー・カード』であり、『クリーチャー』では無い。
・『クリーチャー』と言うのは4つのタイプからなる『パーマネント』の一種であり、『パーマネント』とは場に存在するカードやトークンのことである。
・カードテキストに単純に『クリーチャー』と書いてあったら場にパーマネントとして出てる『クリーチャー』の事をを指す。
と言う事である。
今までの説明を踏まえて《減衰のマトリックス/Damping Matrix》のカードテキストを読んでみよう。
《減衰のマトリックス/Damping Matrix》
{3}
アーティファクト
『アーティファクトとクリーチャーの起動型能力は、それらがマナ能力でない限りプレイできない。』
と言う事は…
・場に《減衰のマトリックス/Damping Matrix》が張ってある。
↓
・墓地や手札にある《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》の起動型能力を使いたい。
↓
・墓地や手札にある《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》は『クリーチャー・カード』であり、『クリーチャー』ではない。
↓
・《減衰のマトリックス/Damping Matrix》は『クリーチャー』と『アーティファクト』にだけ影響する。
↓
・結果、《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》の『平地サイクリング』や『墓地から回収能力』等の起動型能力は、《減衰のマトリックス/Damping Matrix》の影響を受けずに使用する事ができる。
( ・∀・)つ〃∩ ヘェーヘェーヘェーヘェー
と言う訳で、意外にも《減衰のマトリックス/Damping Matrix》で《永遠のドラゴン/Eternal Dragon》は封じれないのでした。
今回のネタはジャッジ間でも話題になって、公認LV1ジャッジのYsman氏もジャッジのMLで確認をしたとか(笑
マジックのルールってややこしいですな(苦笑
と言う訳で今回のマジックルール的トリビアはお終い。
また次回お会いしましょう〜♪(あるのか?w
【追伸】
それにしても、ミラディンのカードはややこしいのが多いですね(汗
皆さんも、自分のデッキに入ってるカードぐらいはルールを確認しておきましょう(笑
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