【2008/01/04】Foilカードのお話。
2008年1月4日コメント (9)あけまして、おめでとうございます。
本年も、『五竜杯』と東京地区のDCIプレミアイベントをどうぞ宜しくお願いいたします。
新年の始めは、
1月6日(日) 第60回五竜杯
1月19日(土) 『モーニングタイド』東京プレリトーナメント
…といったイベントの開催を予定しています。 開催が迫っている『五竜杯』は、新春1発目ということに加えて60回目の記念大会なので、パックだけじゃなくて様々な賞品を用意して待っています。大会が盛り上がるよう、みなさん是非参加を宜しくお願いします!
大会HP【http://www5f.biglobe.ne.jp/~FDC/】
さて。新年1発目の日記は、昨年末に行われた『The Limits 2007』の公式カバレッジにおいて取り上げられていたFoilカードに関する話題です。
『The Limits 2007』決勝の全カードドラフトは、すべてFoilカードを使用して行われ、タカラトミーHP内の公式カバレッジページには「Foilカードを使用するのは、全然悪いことではない!」といった内容の文面が載りました。
しかし、現状におけるFoilカードに対するプレイヤーの認識は違うはずです。 草の根大会はもちろんのこと、特に競技色の強いトーナメントにおいてFoilカードの使用はペナルティの対象となる為に使用できないというイメージを持っていると思います。
実際に、Foilカードを使用したが為にペナルティを出されている人も多くいたでしょう。
プレイヤーの方は、「Foilカードは駄目」という持っている認識と、カバレッジに載った「Foilカードの使用は、全然悪いことはない!」といった内容に大きな開きを感じて戸惑ったはずです。
結論から言うと、どちらの認識・内容も間違っていません。 ただ、公式カバレッジには「Foilカードの使用は、全然悪いことはない!」とだけしか書かれておらず説明が不足していて誤解を生む内容だったので、カバレッジ班の一員としてこの日記で補足説明をさせていただきたいと思います。
まず、何故Foilカードを使用していてペナルティが出るのでしょうか?
Foilカードを使用していてペナルティが出る場合、理由のほとんどは『区別がつくカード』という項目によるペナルティです。
Foilカードは、放置しておくと材質の関係で時間の経過と共に自然と内側に反り曲がっていきます。 ノーマルのカードは、そんなことはありません。 結果的に、特別な意識を持たないでノーマル・Foilのカードを混合してデッキを組むと、Foilのカードだけ反り曲がっていることになります。
Foilカードの反りというのは程度にもよりますが、デッキをシャッフルをしたり、Foilのカードがライブラリートップにきた際に、ノーマルのカードとハッキリと判別がつきます。 悪意がある・ないに関係なく、判別がつくという状態となっているデッキはイカサマをしている可能性がある不正な状態にあたる訳であり、ジャッジはイカサマの可能性があるものに対して公平なゲーム環境を守る為にペナルティを出す訳ですね。
では、「Foilカードの使用は、全然悪いことではない!」というカバレッジの内容通りに、Foilカードを大会で使用するにはどうすればいいのか?
簡単です。判別がつくからペナルティが出るのだから、判別がつかないようにすればいいのです。 Foilカードは放置しておくと反り曲がっていきますが、意識して反り曲がらないような対策をすれば、トーナメントにおいてもペナルティを受けることなく使用できるでしょう。
例えば、カードファイルに入れたりして何かで挟んだ状態で保管しておくとそこまで大きく反ることはありません。 また、反り曲がってしまったFoilカードでもアイロンをかけたりすると元の状態に戻ります。
そこまでしてFoilカードを使用するのかという問題もありますが、要は『イカサマはしない、イカサマと誤解されるようなこともしないように意識する』というDCIからプレイヤーに求められているモラルを意識してねということに繋がります。
回りくどい感じの説明になってしまいましたが、『The Limits 2007』カバレッジに載った「Foilカードを使用するのは、全然悪いことではない!」という文面は、『Foilカードを使用していけない』といった間違ったイメージの否定であったと。
ノーマルカードと判別がつく状態になっていないかどうか十分に注意・意識を持って、Foilカードを使用して頂きたいと思います。
【まとめ】
・Foilカード自体がいけない訳ではない。
・意識が足りず、反り曲がったFoilカードを使用して結果的にライブラリーが判別つく状態になっていることがいけない。
・Foilカードを使用する時は、ノーマルのカードと状態で区別がつかないように対策したり意識をするようにしよう。
本年も、『五竜杯』と東京地区のDCIプレミアイベントをどうぞ宜しくお願いいたします。
新年の始めは、
1月6日(日) 第60回五竜杯
1月19日(土) 『モーニングタイド』東京プレリトーナメント
…といったイベントの開催を予定しています。 開催が迫っている『五竜杯』は、新春1発目ということに加えて60回目の記念大会なので、パックだけじゃなくて様々な賞品を用意して待っています。大会が盛り上がるよう、みなさん是非参加を宜しくお願いします!
大会HP【http://www5f.biglobe.ne.jp/~FDC/】
さて。新年1発目の日記は、昨年末に行われた『The Limits 2007』の公式カバレッジにおいて取り上げられていたFoilカードに関する話題です。
『The Limits 2007』決勝の全カードドラフトは、すべてFoilカードを使用して行われ、タカラトミーHP内の公式カバレッジページには「Foilカードを使用するのは、全然悪いことではない!」といった内容の文面が載りました。
しかし、現状におけるFoilカードに対するプレイヤーの認識は違うはずです。 草の根大会はもちろんのこと、特に競技色の強いトーナメントにおいてFoilカードの使用はペナルティの対象となる為に使用できないというイメージを持っていると思います。
実際に、Foilカードを使用したが為にペナルティを出されている人も多くいたでしょう。
プレイヤーの方は、「Foilカードは駄目」という持っている認識と、カバレッジに載った「Foilカードの使用は、全然悪いことはない!」といった内容に大きな開きを感じて戸惑ったはずです。
結論から言うと、どちらの認識・内容も間違っていません。 ただ、公式カバレッジには「Foilカードの使用は、全然悪いことはない!」とだけしか書かれておらず説明が不足していて誤解を生む内容だったので、カバレッジ班の一員としてこの日記で補足説明をさせていただきたいと思います。
まず、何故Foilカードを使用していてペナルティが出るのでしょうか?
Foilカードを使用していてペナルティが出る場合、理由のほとんどは『区別がつくカード』という項目によるペナルティです。
Foilカードは、放置しておくと材質の関係で時間の経過と共に自然と内側に反り曲がっていきます。 ノーマルのカードは、そんなことはありません。 結果的に、特別な意識を持たないでノーマル・Foilのカードを混合してデッキを組むと、Foilのカードだけ反り曲がっていることになります。
Foilカードの反りというのは程度にもよりますが、デッキをシャッフルをしたり、Foilのカードがライブラリートップにきた際に、ノーマルのカードとハッキリと判別がつきます。 悪意がある・ないに関係なく、判別がつくという状態となっているデッキはイカサマをしている可能性がある不正な状態にあたる訳であり、ジャッジはイカサマの可能性があるものに対して公平なゲーム環境を守る為にペナルティを出す訳ですね。
では、「Foilカードの使用は、全然悪いことではない!」というカバレッジの内容通りに、Foilカードを大会で使用するにはどうすればいいのか?
簡単です。判別がつくからペナルティが出るのだから、判別がつかないようにすればいいのです。 Foilカードは放置しておくと反り曲がっていきますが、意識して反り曲がらないような対策をすれば、トーナメントにおいてもペナルティを受けることなく使用できるでしょう。
例えば、カードファイルに入れたりして何かで挟んだ状態で保管しておくとそこまで大きく反ることはありません。 また、反り曲がってしまったFoilカードでもアイロンをかけたりすると元の状態に戻ります。
そこまでしてFoilカードを使用するのかという問題もありますが、要は『イカサマはしない、イカサマと誤解されるようなこともしないように意識する』というDCIからプレイヤーに求められているモラルを意識してねということに繋がります。
回りくどい感じの説明になってしまいましたが、『The Limits 2007』カバレッジに載った「Foilカードを使用するのは、全然悪いことではない!」という文面は、『Foilカードを使用していけない』といった間違ったイメージの否定であったと。
ノーマルカードと判別がつく状態になっていないかどうか十分に注意・意識を持って、Foilカードを使用して頂きたいと思います。
【まとめ】
・Foilカード自体がいけない訳ではない。
・意識が足りず、反り曲がったFoilカードを使用して結果的にライブラリーが判別つく状態になっていることがいけない。
・Foilカードを使用する時は、ノーマルのカードと状態で区別がつかないように対策したり意識をするようにしよう。
コメント
自分でもFoilカード自体は好きなので、試しにだいぶ反り返った要らないFoilカードにアイロンをかけてみたのですが、Foil部分がペロッと剥がれて白紙になってしまいました。何かコツでもありましたら教えて下さい。
土地だけノーマルでもちゃんと対策されてるから大丈夫
みたいな事言われたんですが
やっぱりプレイしててデッキのトップとか触ると
カードの感触が違うのが分かって
あっ!次土地っぽいなってのが分かってしまうので
やっぱり土地だけFoilじゃないってのもどうかなと思います
自分もつい先日《滅び/Damnation》のFoilをアイロンがけしたのですが、直接カードをアイロンがけするのは怖くて、布を当ててました。
説明不足で申し訳なかったです。
>たく
確かに、ページのリンクがおかしなことになってるね。
年末年始の休みも終わったから、そろそろ直ると思う。すまぬ。
>ブラマス
『The Limits』の決勝オールドラフトにおける話だけど、あの時は特別だと思っていいと思う。 話を聞く限りでは、宜しくない状態だったのは確かだったと思う。
ただ今回の場合は、経験豊富で優秀なジャッジが沢山いて、プレイヤー8人に対してジャッジ4人と全てのテーブルをジャッジが見張ってる状態だったからね。露骨にイカサマしようものなら、すぐ殺せる状態だった。
まぁ、来年以降要改善ということで。
自分も直接ではなくシャツに挟んだ状態でアイロンを当てましたが、今度はもう少し厚めの布で試してみたいと思います。
あんま厚い布かぶせると熱が通らなくて意味が無いような気も。
FOILの使用率をWotcも気にしてるなら材質変えてくれれば解決しそうなのにねぇ……。
コメントを頂いている通り、全部Foilカードのデッキを作っても反り具合に差があって区別が付く状態はNGですね。
Foilカードであることは関係なく、区別がつくことが問題だということです。