最近は、エキスパンション発売日の1週間ほど前に公式ハンドブックが発売されるようになりました。 発売前に、カードを画像・解説付きで見れるというのは非常に魅力的かつ、後々も何かとあると便利ですよね。自分、昔は買っていなかったのですが、最近は買うようになりました。 超便利なので、是非一家に1冊どうぞ。

 さて。今日の日記は、そんなガイドブックを見ていた時に気がついてしまったルール的な《罠/Trap》のお話であります。

《Reveillark/目覚ましヒバリ》
(4)(白)
クリーチャー エレメンタル(Elemental) 4/3・飛行
目覚ましヒバリが場を離れたとき、あなたの墓地にあるパワーが2以下のクリーチャー・カードを最大2枚まで対象とし、それらを場に戻す。
想起(5)(白)

サトシ「つえー! コンボデッキに使えそうなカードだし、パワーが*と表記されている《タルモゴイフ》を『0』の扱いで2体戻すとかでも十分に強いじゃん!」

 …とサトシ君(仮名)みたいに想像しちゃいそうなところですが、ルール的には《目覚ましヒバリ/Reveillark》で《タルモゴイフ/Tarmogoyf》を戻すのはほぼ無理な罠なのであります。理由は、以下のルールから。

405.2. オブジェクトの一部には、そのオブジェクトの色やサブタイプ、パワー、タフネスを定義する常在型能力が本来的に存在する。それらの能力は特性定義能力と呼ばれ、あらゆる領域において作用する。他のオブジェクトの特性に影響を及ぼす能力は特性定義能力ではない。また、そのオブジェクトがそのオブジェクト自身に与える能力や、ある条件を満たしたときにのみ特性の値を決める能力も、特性定義能力ではない。rule 201〔特性〕、rule 418.5a 参照。


 《タルモゴイフ/Tarmogoyf》のパワー・タフネスを決める能力も、上で紹介した特性定義能力だったりします。 つまり、墓地にいる《タルモゴイフ》はルール的には【5/6】だったりと、墓地にカードがあっても能力でカウントされている訳なのです。
 似たようなカードでも、《ヴェズーヴァの多相の戦士》は墓地にあったら【0/0】として見たりと、カードの持つ能力の違いによって色々と事情は違ったりする訳ですね。
 うーん、難しい。 まぁ、プレイヤーの方は《目覚ましヒバリ/Reveillark》でパワー2以上のデカイ《タルモゴイフ/Tarmogoyf》は場に戻らないと覚えておくだけでいいでしょう。

 しかしながら、《目覚ましヒバリ/Reveillark》のテキストに書いてある事は劇的な強さであることは間違いなく。 これを使った新しいデッキタイプに、今から期待が高まりますね。

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